検査について
当科では以下の検査を行っています。
(1) 肺機能検査
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎・肺線維症などの診断や病気経過観察、
咳・痰・息切れなどの症状の原因の診断などを行います。
マウスピースを口にくわえて検査技師の指示通りに息を吸ったり吐いたりします。
(2) 気管支鏡検査

気管支鏡検査
肺癌、間質性肺炎などの診断、血痰、長引く咳、
胸部レントゲン異常の原因の精査が必要な場合などに
行います。 鉛筆くらいの太さのカメラを口から入れて
気管支の中に入れていきます。胃カメラと違って、
カメラを飲み込む必要はありません。
痛みを伴う検査ではありませんが、カメラがのどや
気管支の表面を通る時にオエッとなったり、せき込んで
きついことがありますので、検査が楽にできるように
カメラを入れる前にのどや気管支の表面を麻酔する薬を
口から吸入してもらいます(局所麻酔です)。
検査にかかる時間は病気の種類や病状によって違いますが、平均してのど・気管支の表面の
麻酔に5〜10分、カメラを入れて検査が終わるまでに20〜30分かかります。
患者さんによっては、診断のために肺や気管支の一部を採取したり、肺の一部を生理食塩水で
洗ったりすることがあります。組織の一部を採取すると、どうしても少し出血しますが、
大抵自然に止まります。血を固まりにくくする薬や血液の流れを良くする薬を服用中の
患者さんでは検査数日前に薬の服用を中止しておく必要があります。
(3) 胸部CT、胸部MRI検査
胸部レントゲン異常の原因の精査が必要な場合に行います。
(4) 胸部エコー検査
胸水や胸膜下の病変の診断が必要な場合などに行います。
(5) ポリソムノグラフィー
睡眠時無呼吸症候群の検査です。夕方入院していただき、検査器具を頭部と体に装着します。
病室で一泊後、翌朝器具をはずしたら退院していただきます。検査結果は2〜3週間後に
外来で説明します。